MY THOUGHT,MY WILL

とある京都大学生の思考日記。

私が「陰キャ」である所以。

先日、カンボジア支援サークルPumpitさん主催の無人島で2泊3日過ごすイベントに参加してきた。

 

Pumpitさんは京都大学のサークルなんだけど、口コミとかPumpitメンバーさんの紹介で結構他の大学からも参加している人が多くて、当然ながら周りは知らない人だらけその中での2泊3日の生活。

 

でもみんなと過ごして一緒にご飯作ったり、遊んだりとか活動していくうちに仲良くなっていくわけなんだけど、その過程で僕は自分に対してとある確信を抱いた。

 

「あぁ・・・。」

 

「僕は陰キャなんだなぁ・・・。」

 

って。

 

ここでリアルの僕を知っているみんなからすると否定意見が起こるかもしれない。

 

「お前、大学でめっちゃ顔広いだろ。友達多いだろ」とか

 

「友達でも知らん相手でもバリバリ話に行くだろ。」とか

 

「日頃から遊びまくってるだろ。」とか。

 

 実際、このへんは僕自身自覚してることだし、だからこそ自分のことを口では「陰キャ」と言いながらも心の奥底から「陰キャ」だと自覚していなかったのかもしれない。

 しかし、人というものはその時その時において参加するコミュニティによって自分のキャラクターを上手く活かせるか、或いは全然活かせないか変わってしまうものだと思う。キャラを活かせれば「陰キャ」のノリだろうが人と話せるし、友達も多くできる。

 

 僕の場合、「酒」「セックス」といった「アダルト」的なコミュニティや、「音楽」「写真」など「プロフェッショナル」的なコミュニティ、ちょっとやばいことを話すアウトロー的なコミュニティに入れば上手く当てはまることが多いんだよね。対して無人島での生活は昼にはサッカーやビーチバレーをして遊んでみんなでワイワイして、流行りのお笑い芸人のネタとかで盛り上がり、深夜にはみんなで集まって淡い恋愛について話す、といったもの、わかりやすく言えば中高の「青春」のノリ、よく言えば若い、悪く言えば青いんだよね。

 

 普通ならこういうノリを懐かしく思うんだろうけど、残念なことに中高を通して陽キャ集団には入れず、陰キャとポケモン極めたりネットに入り浸ったり、真っ先に学校から帰宅して公園で昼寝したりして過ごしてきた僕の人生にはこういう経験がそもそも無いんだよね、懐かしく思う以前の問題、限りなく未経験に近いんだよね。

 

 大学に入って形だけのトーク力を身に着けてもそもそもこういう「青春」世界には耐性がないんだから、

 

A「うんぴょこぴょこぴょこぴー!(体を張ってネタをしている。)」

皆「ハハハハハハハ!」

僕「(いや、体張ってるのはおもろいけど、そのネタ自体おっぱっぴーとどう違うんや?)」

 

B「好きな子と家で遊ぶことになって、それっぽい雰囲気になったけど普通に酒のんで終わりやった。なんでそれ以降進展なかったんやろう・・・。」

僕「(いや、それ向こうも望んでるし押し倒せや。)」

 

 こんな感じで根本的にズレがあって、結局「面白いね。」「すごいね。」「頑張ったんだね。」みたいな気の抜けた返答しかできなかったんだよね。みんながキャーキャー言ってる中なんとか話そうともがくのはっきり言ってピエロよ。 

 

勿論、先に述べたように誰しも合うコミュニティ、合わないコミュニティがあるのは当然なんだろうとは思う。でも、それに対応していくためのある程度の処世術ってのは当然あって、周りには「あぁ・・・うまく合わせてるなぁ。」ってやつもいた。あくまで、僕に「青春」のノリに合わせるキャパがなかったのが問題。高校時代「陽キャ」が過ごすような人生経験がなく、あくまで大学以降の遊びのみで塗り固めた「ハリボテの陰キャ」でしかなかったということ。

 

 特に僕自身個性的な人間だとは自覚していて、実際、集団の中で生きるより、個人個人と付き合っていくほうが遥かにキャラ押し出しやすくて楽しめて、かつ友達も作れるんだよね、そもそもが。勿論色んな集団に適応していって、かつ存在感を出せるような人間になるのは社会において重要な事だとは思っている。そのためにはどのコミュニティにもある程度通用するようなキャパを持つのは大事なんじゃないかって思うんだよね。

 こういうのって色んなキャラクターを持った集団に当たって砕けてそこから得た人生経験から学んでいくしかないのかなぁ、みんなもそこから学んできたんだろうなぁって思うのですがどうだろうか。

 

多分、こういった悩みって逃げない限り一生つきまとってくるんだろうなぁ。そのたびにデタラメでもぶつかって考えてまたぶつかるしかない。

 

そんな気がする。

 

まぁ、今回はこれでおしまい。

 

最後に一曲貼っときます。

 

散々「青春」ってワード使ってきたので、「青」繋がりで小松未歩さんの「青い空に出逢えた」

 

 

結構切ない歌詞で悲しくなる曲だけど、好き。「青春」より「失恋」って感じだけどね。ぜひ聞いてみてください。

 

追記:なんだかんだ言ったけど無人島は本当に楽しかったよ。ズレはあっても楽しさは心から感じた。「僕には合わないもう無理だ。」っていうよりは「これは僕に欠けているものだ、すごくタメになるなぁ。貴重な経験だ。」

こんな感じ。

おやすみ。